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むし歯の再治療の際、下側の第一小臼歯(4番)に白い歯を希望した。
■治療前 |
〈右側から〉
上4番は金属のインレー(つめもの)をしている。上5、6番、下4、5番は金銀パラジウム合金の冠。 |
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〈正面から〉
下の第一小臼歯(4番)は金銀パラジウム合金の冠。 |
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■治療後 |
〈右側から〉
上4番、下4、5番はメタルボンド冠。(上6番は抜歯したため、ブリッジのダミーになった) |
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〈正面から〉
正面から見て、すべて白い歯になった。 |
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1:金属の冠
●金銀パラジウム合金冠〈保険〉…強度、精度はまずまず。大臼歯の場合で1本6〜7000円。見た目は銀色(左写真)。
●金の冠〈自費〉…今は白金加金が主流。1本8〜10万円くらい。精度の高い冠の製作に適している。色は、金色と銀色の中間で、口腔内の色となじみやすい。
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2:白い冠
●メタルボンド冠〈自費〉…強度も透明感もある(左写真)。舌側の一部に金属が出るタイプや、金属の鋳造冠全体をセラミックで覆うタイプも。1本10万円前後〜15万円くらい。噛み合わせの強い人では欠けることもある。
●硬質レジン前装冠〈自費〉…メタルボンド冠に比べ、耐久性が劣る。新しいうちはメタルボンド冠と見ためはあまり違わないが、徐々に摩耗、変色する。1本8万円前後〜10万円くらい。 |
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*セラミックだけでできたハイブリッドセラミック冠などもある(メタルボンド冠より透明感があるが、強度は劣る)。
*主に自費の治療の場合だが、精度を高めるため、顕微鏡を用いて冠を製作する歯科医院もある。数十ミクロンの単位で、噛み合わせの正確な、歯とのさかいめが適合した冠がつくれる。
*前歯(1〜3番)の場合、硬質レジン前装冠は保険適用。 |
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