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患者自身に、日常行っている方法で歯みがきをしてもらったあと、歯垢染色液を塗布する。歯の赤く染まったところが歯垢がついている場所。
1:歯肉を切開し、ピンクの部分の骨を削合(削る)。 |
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2:親知らずを点線で分割、頭側を除去する。 |
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3:歯根を除去(除去しきれないときは、さらに骨を削合、歯根を分割することも)。 |
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親知らずは倒れているが、完全に埋まっているので、細菌が入り込むことはない。隣の歯に悪影響がなければ、もちろん治療の必要はない。
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頭だけ出ている親知らず(矢印)。歯と歯肉の間から細菌が入り、歯周病で歯槽骨まで溶けている(歯根部分が薄く写っている)。歯磨きしづらいため、接している7番の歯がむし歯になった(○印の部分)。
●親知らずを残すことが考えられるとき(親知らずが正常に生えている場合のみ)
1:ブリッジや入れ歯の支えになりそうなとき
7番の歯がむし歯などで、将来、喪失しそうなときは、6番と8番(親知らず)を支台歯にしてブリッジをつくったり、8番を部分入れ歯の支えにする可能性があるので、親知らずにトラブルがあっても抜歯せず、残す治療を行う場合がある。
2:他の場所への移植が考えられる場合
7番を喪失した場合、または喪失しそうな場合は、そこに親知らずの「移植」を試みる歯科医もおり(状態により、成功率は一定ではない)、そのために、親知らずを残す治療を行うことも。
*妊娠の可能性が考えられる女性の場合、妊娠中の歯のトラブルや抜歯治療を避けるため、事前に親知らずの抜歯がすすめられるケースもある。
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